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整体院の開業に必要な設備

店舗を借りたり自宅の一部を改装したりなど、整体院の開業にはさまざまなスタイルがありますが、営業に必要な設備や備品、消耗品は基本的には同じです。まずは揃えておきたい大きめの家具や設備についてリストアップしていきます。
・施術用ベッド
・施術用チェア
・カウンセリング用のテーブル&チェア等
・レジ用カウンター
・タオル等を入れるワゴン
・PC
・ポスレジ等
施術別 マッサージベッドの種類
整体院にとって毎日使用する施術用ベッドは最も大切な設備のひとつです。施術内容によって、また施術する人の使い勝手によっても選び方は異なります。患者さんがリラックスして快適に横になれるか、施術者がより使いやすく効果的にアプローチできるか、また力を入れる施術でも安心できる丈夫さがあるか、施術スペースに見合ったサイズかどうか、などさまざまな角度から選ぶ必要があるでしょう。日々の営業・施術に直接かかわるものだからこそ、後悔のないように慎重にこだわって選ぶことが大切です。
マッサージ・整骨院向けベッド
高い圧力をかけて施術することが多いマッサージや整骨院などでは、一般的に強度の高いベッドが使われます。例えばベッドの脚が1本脚タイプのシンプルなベッドは診察台として、ベッドの脚に横の棒がついたH脚タイプはその強度から施術台として使われることが多いようです。
整体・カイロ向けベッド
整体やカイロなどは頭を含めた全身の箇所へのアプローチをする施術です。その場合、強度はもちろんヘッド部分の調節ができるベッドを利用します。ヘッドの種類にもいくつかありますが、縦型ヘッドと呼ばれるタイプはヘッド部分が2つのかまぼこのような形をしたクッションとなっています。その2つのクッション同士の間隔を施術内容や患者さんの状況にあわせて調節することができます。
また、フェイス型ヘッドと呼ばれる、ヘッド部分がU型のクッションのタイプのものもあります。クッションの取り外しができ、うつ伏せの状態での施術の際にも顔の位置を楽に保つことができます。ベッド全体としては舟形の形をしたものから伸縮可能なタイプ、電動や手動で高さが変えられるタイプなどさまざまにあります。自分の施術にみあったものであることはもちろん、楽な体制で力を入れられるように調節できるかなども選ぶポイントとして検討しましょう。
鍼灸院向けベッド
鍼灸院の場合にはシンプルなマッサージベッドや顔の部分に穴があいた有孔タイプのベッドを使うのが一般的です。鍼灸とあわせマッサージの施術もメニューに併用している店舗では電動や手動で高さの調節ができるベッドを選ぶケースも多いようです。
出張マッサージ・整体向けベッド
もし店舗や自宅サロンのほかに、お客様の自宅に訪問するなど出張でマッサージや整体を行うという場合には、ポータブルタイプのベッドもあります。折り畳んで簡単に持ち運べるもので、強度や重さなどが異なる様々な種類があるので比較検討して自分にあったものを選ぶようにしましょう。一般的に強度は脚が多い方が安定性があります。また、ベッド幅の広さも判断基準のポイントのひとつ。患者さんにとっては幅が広い方が寝心地が良いという反面、施術者側からすると重量が重く持ち運びが大変という面もあります。クッションの厚みもベッドによって様々にあり、厚みがある程度あったほうが快適に施術を受けていただくことが可能です。

整体院の開業に必要な消耗品
整体院の開業にあたっては、毎日の営業に使うタオルやフェイスペーパーなどの消耗品も欠かせません。タオルはベッドやまくらに敷いたり、施術時にお客様の身体へ掛けたりします。用途にあわせて大中小のサイズがあると便利でしょう。ベッドカバーやシーツは衛生面を考慮した使い捨てのものを選ぶケースが一般的です。施術が終わるごとに取り替えて使用します。フェイスペーパーも使い捨てのものを用います。フェイスマットの汚れを防ぎながらお客様にも安心して施術いただくことができます。また、カルテの記入やファイリングをするための事務用品、室内を清潔に保つための掃除用具なども営業の前に忘れずに揃えましょう。
<施術で使う消耗品>
・タオル
・ヘッドカバー・シーツ
・フェイスペーパー
<事務・掃除用品>
・筆記用具
・カルテ
・ファイル
・業務用洗剤
・雑巾
・ゴム手袋
・ブラシやモップ
・掃除機等
室内を快適にする設備
整体やマッサージはその内容にもよりますが、施術に40分から1時間程度かかります。来店してから施術前にお待ちいただく時間、カウンセリング、そして施術時間なども含めて、室内でより快適に過ごしていただくための空間づくりもリピーターを得るために重要な要素です。乾燥を防ぐ加湿器やアロマを使って香りを演出するディフューザー、癒し効果やインテリアとしてのアクセントともなる観葉植物など、リラックスしていただくための工夫を取り入れましょう。
・加湿清浄機
・ディフューザー
・グリーン(観葉植物)
接客・おもてなしにあると良い設備
お客様をお迎えする際にまず必要となるスリッパ、着替えや鞄などを置くためのカゴなども必要です。スリッパは清潔感があることはもちろん、品質やデザインなどにもこだわるとお客様の印象も良くなるでしょう。また、コートをかけるハンガー、衣類や鞄などを置くカゴのほか、ピアスやイヤリングを置くアクセサリー入れなどもあると、細かい心配りが行き届いた店という印象になります。
また、整体院によってはウォーターサーバーやお茶、コーヒー、紅茶などのサービスをするところもあります。必ず用意しなければならないというわけではありませんが、おもてなしの気持ちが伝わりやすく、他院との差別化になるということもあります。また、施術の前に水分をとっていただくことでリンパの流れをよくする効果が期待できるということもあるようです。
・スリッパ
・着替えや鞄を置くかご
・アクセサリー入れ
・ウォーターサーバーやドリンク類
・おしぼり
清潔で安全な環境を整える「消毒用品・ウィルス対策」
新型コロナウィルス感染症が5類感染症に移行したとはいえ、コロナ禍を経たことで世の中一般的に感染症予防に対する意識が高まりました。整体は直接体に触れる施術でもあるため、空気清浄機の設置や除菌スプレーなどによる消毒など、衛生管理に配慮することも大切でしょう。
まとめ

賃貸契約や内装工事など大掛かりな準備をしていると、細々した備品の手配にまで意識がなかなか向きにくいものです。しかし、家具などは意外と配送までに時間がかかることもあります。細かな消耗品についても営業開始直前となって「あれも足りない」「これも足りない」と慌てて準備をするのも大変です。事前の予算組みはもちろん、開業の日から逆算していつまでに準備すればよいのかをあらかじめ確認し、余裕をもったスケジュールを立てて着実に準備するようにしましょう。
