メンズ眉毛サロンが急成長している理由

メンズ眉毛サロンが急成長している最大の理由は、男性の美容への意識の高まりといえるでしょう。以前は男性が美容に気を遣うという意識は根付いていませんでしたが、ここ10年ほどで確実に高まり、眉だけでなくエステや脱毛など、お金をかけて自分の見た目を整えたいと考える男性が増えています。実際に、メンズ専用のサロンや眉毛サロンの数も大都市圏を中心に増えており、今後もニーズの高まりを受けて増えていくと予想されます。
現状、眉毛サロンを利用する男性のメインユーザーは18歳〜35歳ぐらいまでの若い人が中心です。利用する主な理由としては以下のものが多いようです。

・異性にもてたい
・就職活動で好印象を与えたい
・営業成績をあげたい

眉の形を整えることで顔全体の印象を良くすることが目的の人が多いようです。

眉毛サロンの施術内容

では一体眉毛サロンではどんなことをするのでしょうか。眉毛サロンでは一般的に、眉毛を綺麗に整えたり、理想的な眉毛の形をつくるために脱毛をしたり、逆に眉毛エクステ(人工眉毛を植毛)をしたりします。眉はただ単純に左右対称に整えればいいというわけではありません。顔の筋肉のつき方によっても理想の形が人それぞれ異なるので、一人一人にあった提案と、プロならではの仕上がりを求められるでしょう。

<主な眉毛サロンの施術内容>
・眉毛エクステ(人口眉毛を専用の接着剤で植毛)
・眉毛のブロウ(ハサミで整えるだけの場合や、専用の液剤で整える場合もある)
・眉毛のワックス脱毛
・眉毛パーマ(縮毛矯正)

眉毛サロンの平均単価は?

メンズ眉毛サロンで検索するとさまざまなお店が結果として表示されます。それらをざっと確認した結果、眉毛サロンでの通常の施術の1回あたりの単価はおよそ5,000〜6,000円ほどのようです。自分で眉バサミやシェーバーを使って処理をするとすぐに伸びたりして眉毛の形は崩れてしまいますが、サロンであればワックスを使った脱毛をしたり、専用の液剤で眉毛を貼り付けたりするので、最低でも1ヶ月ほどは施術したときの眉の形を保つことができるといいます。また、「眉スタイリング+フェイシャル」など、眉毛を整えることに加えてエステ的な要素を加えた独自のメニューを展開しているお店もあります。セットメニューを用意することでお店の特徴が出るだけでなく、客単価をあげることができるというメリットもあります。

眉毛サロンを開業するには?

美容師資格が必要

美容師法では”美容師の免許を持たないものは美容を業として行うことは出来ない”と規定されています。美容師法での「美容」の定義とは、首から上の容姿を美しくすること。つまり、首から上のまつ毛エクステや眉毛エクステの施術者となるには、国家資格である美容師の資格を得ていることが条件となります。また、ヘアサロンと同様、施術者が2名以上在籍するサロンの場合、1名以上がそのサロンの衛生管理の責任者となる管理美容師の資格を取得している必要があるので注意が必要です

美容所登録が必要

メンズであれレディース専門であれ眉毛サロンを開業するには美容所登録という営業許可を取る必要があります。個人経営のサロンだから、自宅サロンだから、という理由で美容所登録が不要になるということはありません。規模や形態に関係なく、眉毛サロンを経営する場合には保険所への届出が必要になります。万一、美容所登録をしないで営業をしてしまった場合には美容師法違反で30万円以下の罰金刑となることもあるので注意しましょう。

<美容所の開設届手順>
・基本的に営業開始の10日前までに保健所に美容所開設届出書を提出する
・保健所職員が来店し、現場確認検査を実施
・美容所確認済証の交付

眉毛エクステサロン開業の内装条件

保健所への美容所開設届出書を提出すると、保健所職員による現場検査が行われます。これをパスしなければサロンの開業はできません。床面積の広さや、間仕切りの高さ、衛生面や防災関連などさまざまな項目がありますが、一例として確認検査を通過するための設備の主な要件をまとめてみました。もし、自宅サロンや店舗を借りるといった場合には、基準が満たされている店舗物件であるかどうかを必ず確認することが必要です。

①床および腰板には不浸透性材料を使用する

衛生上、眉毛サロンの床材は水が浸透する絨毯や畳などの素材は使用できないとされています。水を浸透させないフローリングなどは可能です。

②洗い場は流水装置

手洗い場所は必ず設置が必要です。ただし、眉毛サロンだけの開業の場合にはヘアサロンにあるようなシャンプーユニットの設置は免除されるケースが一般的です。

③作業を行う作業面の照度を100ルクス以上確保する設備とする

眉毛エクステなどを安全に施術するために、作業面は一定の明るさを確保する設備が必要です。間接照明だけの場合など、明るさが十分でない場合には指摘を受けることもあります。

④換気について一定の基準をクリアする窓や換気扇が必要

眉毛エクステ等には薬剤等も使うため十分な換気がなされる環境が必要になります。密閉された空間では開業することができません。

④待合所と作業場を区分する

施術の作業をする場所とお客様の待合スペースは別々に用意しなければなりません。また、作業場と待合スペースの面積の合計が13平米以上を確保することが定められています。

決済方法を検討、導入

メンズ眉毛サロンの開業準備がある程度整ったら、お客様の決済方法を検討します。基本的にはスマホ決済(クレジットカード決済)の導入がおすすめです。もちろん、クレジットカード決済は手数料がかかってしまいます。しかし、今やキャッシュレスの時代。数%の手数料を惜しんだばかりに顧客を逃がすことにもなりかねません。来店動機と客単価アップにつなげる集客ツールの1つととらえ、クレジットカード決済が対応できるようにして準備しておくことをおすすめします。

眉毛サロンで必要なものを購入する

眉毛サロンを営業していくうえで必要な備品を揃えます。大まかには以下のものが必要になります。

・施術用ベッド・スツール
・備品をおくワゴン
・専用の材料・化粧品(洗浄液やグルー等も)
・タオルやガーゼなどの消耗備品
・PCやタブレット、レジスター
・待合室の椅子やテーブル、必要な家具等
・各種印刷物(名刺やショップカードなど)

専用の材料や消耗品などは業界専用のインターネット通販などを利用したり、技術を学んだスクール等のつながりから業者さんと取引するなど、良いものをなるべく安価に揃えられるよう工夫しましょう。

個人事業主の場合には開業届けを提出

個人事業主としてメンズ眉サロンを開業した場合には、開業から1ヶ月以内に税務署に開業届けを提出します。青色申告申請書もあわせて提出すると、確定申告の際に控除を受けることができます。

まとめ

メンズ眉毛サロンは急成長をしている分野ではありますが、まだ首都圏など大都市が中心でそれほど数が多いというわけではありません。しかし今後、より増えていくことも考えられます。淘汰されないように、他と差別化できるような魅力的な商品やサービス、付加価値を今のうちにしっかり考え、形にしていくのもメンズ眉毛サロン開業の重要なポイントといえるでしょう。