保健所に必要な手続き

まつ毛エクステやまつ毛パーマなどのサロンを開業するには、まず保健所の基準をクリアできるように必要な設備や内装の準備をします。保健所の職員が実地検査を行い、基準をクリアして初めて開業の許可が下ります。設備等の基準は各自治体によって異なるため、あらかじめお店を開業する場所を管轄する保健所に問い合わせましょう。開業の許可の基準を知らないまま設備や内装を整えると、基準を満たない部分はやり直しが必要となる場合があるので注意が必要です。
保健所の手続きを済ませる期限も各自治体によって異なるので、設備の認定基準と合わせて確認しましょう。

保健所へ美容所開設届の提出

まずは、美容サービスを提供する場所を認めてもらう「美容所開設届」を保健所に提出します。書類に必要事項を記入し、後日行われる保健所の職員による実地検査をクリアすればまつ毛エクステ・まつ毛パーマサロンの開業が認められます。

実地検査では、お店の衛生管理がきちんと行われているか、安全に施術を行えるかなど、運営していく上で基本的な項目をチェックします。はじめて開業される方は、保健所が提供しているパンフレットや手引きを確認して環境整備を行ってください。
パンフレットや手引きはインターネットでもダウンロードできるので、開業場所を管轄する保健所の公式ホームページをチェックしましょう。

まつ毛エクステ・まつ毛パーマサロンの開業に必要な設備の準備

美容サロンの作業場は「美容の業務を行う1作業室の床面積は、13平方メートル以上であること」と定められています。十分なスペースを確保するなどしながら、安全に施術が行える環境を整えましょう。衛生管理をきちんと行うために消毒設備の設置も必要です。床材や腰板の材質はコンクリートやタイル、リノリュームなどの板等不浸透性材料の使用を求められる場合もあります。
また、作業場の照明は100ルクス以上であることなど細かなチェック項目をクリアする必要があります。サロンの規模や管轄する保健所の規定によっても内容は異なるので、開業を考えている方は事前に確認しておくと安心です。

保健所職員の実地調査

保健所の職員がサロンの設備や環境をチェックし、問題がなければ美容所登録が完了です。保健所の実地検査では、床面積や椅子の台数、照明や換気設備のチェックを行います。

サロンの環境整備は補助金や助成金の申請にも必要になるため、開業前にきちんとチェック事項や必要な設備などを確認しましょう。また、保健所の職員による実地検査は開業の数日前までに済ませなければなりません。開業を決めている方は、お店のオープン日に間に合うよう日にちを逆算して行動してください。
万が一、実地検査の基準を満たさなかった場合は再検査となります。検査に引っかかってしまってもやり直すことはできるので、保健所の職員のアドバイスも参考にしながら開業の準備を進めてください。

保健所職員立ち合いのもと行われる“実地調査”でチェックされること

・施術を行う部屋の床面積が、1部屋あたり13平方メートル以上となっているか
・水道設備が整っているか
・施術を行う部屋の照明が、100ルクス以上となっているか
・汚物箱と毛髪箱がそれぞれふた付きであるか
・消毒設備が設けられているか

上記に挙げたものは、実地調査でチェックされるポイントの代表的なものです。実際は、もう少し細かくチェックポイントが設定されています。各自治体などによっても実地調査でチェックする項目に、多少の差が生じるものです。詳しくは、該当する自治体の保健所ホームページなどをチェックしましょう。

保健所以外に必要なまつ毛エクステ・まつ毛パーマサロン開業の手続きや準備

まつ毛エクステ・まつ毛パーマサロンを開業するには、保健所への届出のほかに必要な手続きや準備がいくつかあります。最低限必要なのは「美容師免許の資格取得」と「保健所への美容所開設届の提出」です。
開業後は所得税や消費税といった国税のほかに、個人事業主として個人事業税を支払うことになります。少しでも税金の支払いを抑えたい方は、税務署に開業届を提出することをおすすめします。開業届を提出すると青色申告が可能となり、赤字を3年繰り越せたり、税所得控除を受けられたりするメリットがあります。開業届は特に難しい手続きではないので、開業する方は詳しい仕組みについて調べておきましょう。
また、サロンの開業はゴールではなく、スタート地点と理解することも大切です。開業しても集客ができず、売り上げを確保できなければサロン運営を維持できません。オープン前にサロンを宣伝するなどしながら、経営者として顧客を増やす努力をしましょう。

美容師免許の取得

まつ毛エクステ・まつ毛パーマサロンを開業するには、美容師免許の取得が必須です。資格がないまま手続きを行っても、保健所から開業許可はもらえません。無免許かつ無認可の状態で開業すれば、最悪の場合は逮捕となるので注意してください。

美容師免許は国家資格で、専門学校で取得が可能です。通信での資格取得も可能なので、まつ毛エクステ・まつ毛パーマサロンを開業したい方はまず美容師免許を取得しましょう。
ただし、オーナーとしてサロンを経営する場合は、雇用しているスタッフが美容師免許を取得していれば開業が可能です。経営者としてまつ毛エクステ・まつ毛パーマサロンを開業したい方は、あらかじめ必要な書類や手続きを保健所に確認しておきましょう。

税務署へ開業届を提出

まつ毛エクステ・まつ毛パーマサロンを開業する際、税務署へ「開業届」を提出することをおすすめします。正式には「個人事業主の開廃業届出書」と呼ばれる手続きですので、届出を考えている方は覚えておきましょう。開業届は必須ではありませんが、メリットが多いのでほとんどの方が開業届を提出しています。
開業届を出すことで青色申告が可能となり、経費を算出するなどをしながら節税ができます。また、屋号を使った銀行口座の開設も可能となるので、開業する方は税務署へ開業届を提出してはいかがでしょうか。開業届の提出はサロンを開業してから1か月以内に行ってください。

サロンオープンに向けた宣伝

お店のオープンに向けて、近所にチラシを配ったり、インターネットで宣伝したりと、利用者を集める努力をすることが大切です。せっかく念願のお店がオープンしても、顧客がいないと売り上げが上がらず商売にはなりません。資金繰りが苦しくなると閉店せざるを得ない状況になってしまうので、お店の宣伝には力を入れましょう。
優良なまつ毛エクステ・まつ毛パーマサロンと宣伝して集客する方法もおすすめです。美容師免許のほかに民間資格である「アイデザイナー技能検定」や「まつ毛エクステンション技能検定試験」などを受験して、技術力をアピールしてみてはいかがですか。

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