目次
販促ツールを利用する目的とは

①ターゲットに商品やサービスの購入を促す
商品を購入することでポイントを付与したり、複数の商品を購入すれば割引を受けられるといった販促をおこなえば、「積極的に商品やサービスを購入しよう」という意思を持ってもらいやすくなります。
もちろん、いつも通り商品やサービスを販売していても、それなりの売上を出すことができるでしょう。しかし、販促ツールを利用して「購入しなければ受けられないメリット」を出せば、さらに消費者の購買意欲を刺激することが見込めます。通常は手にいれられないような特典を設けることによって、効率的に売上をアップさせられるでしょう。
②既存顧客のリピートにつなげる
販促ツールを利用してたくさんの顧客を集められたとしても、継続的に来店してもらえなければ安定的な売上を出すことはできません。そのため、既存顧客をリピートにつなげられるように販促ツールを活用することも、事業運営をするために重要だといえます。
リピート率を高めるツールの例として、ポイントカードを発行して購入金額に応じてポイントを付与するという販促ツールが挙げられます。貯まったポイントを次回購入時に現金として利用できるような仕組みにしておけば、「また店舗に行ってみよう」という気持ちを持ってもらいやすくなります。ノベルティを配布して継続的に企業の情報をアピールする方法も、リピート顧客を獲得するために有効です。店舗情報が記載されたアイテムやグッズを配布することで、ふとしたきっかけで店の存在を思い出させやすくなり、リピート率のアップが期待できるでしょう。
③企業の認知度を高めて新規顧客を獲得する
店舗の認知度を高めたり新たな商品やサービスを異なるターゲットにアピールするためには、新規顧客を獲得する販促ツールを活用するのも重要です。
たとえば、ノベルティや無料サンプルを配布すると、今まで企業の商品やサービスについて知らなかった新規顧客を効率的に呼び込めるようになります。また、友人紹介で特典を受け取れる仕組みを取り入れれば、既存顧客に新規顧客を呼び込んでもらうことも可能です。新規でアンケートに答えた人にプレゼントを配布する販促施策を打つと新規顧客を集中的に呼び込むこともできるでしょう。
販促ツールを使う際の注意点

①目的とターゲットを明確にする
魅力的な販促企画をするために、まずは販促をおこなう目的を明確にすることが大切です。「いち早く予約や購買に繋げたい」と思うかもしれませんが、目的に具体性がなければ、企画がブレてしまい一貫性のない販促になる危険性があるので注意が必要です。
まず「新規顧客を増やしたいのか、リピーターを増やしたいのか、それとも客単価を上げたいのか」といった掘り下げた目標を設定することで、選択する販促が変動します。複数の目的があるのであれば、それに応じて複数の販促企画を立てても良いでしょう。
ターゲットを設定する際は、イメージを明確にするために商品やサービスを利用する架空の人物実在する人物のように仮説を立ててみましょう。アピールしたい商品やサービスに応じて年齢、性別、住んでいるところ、職業、収入、ライフスタイルなどをより細かく設定してみましょう。
①5W2Hを使う
事業方針に基づいて統一された販促をするためには、下記の「5W2H」で販促ツールを使用する目的を明確にするのも有効です。以下の5W2Hの内容を考えておくことで、販促の取り組み内容が整理され、目的も把握しやすくなり、ぶれのない販促を実践することができます。
What:何を
When:いつ
Where:どこで
Who:誰に
Why:何のために
How:どのように
How much:いくらの予算で
まとめ【失敗しない!】販促ツールの作り方

効果的な販促をおこなうためには、販促ツールごとの特徴や違いを理解したうえで、注意点を意識しながら企画を進めることが大切です。販促をはじめるときに、「ホームページを作ろう」「広告を出そう」といきなり手段に走るのではなく、5W2Hの流れを意識して戦略を立てるようにしましょう。ここで説明した内容を参考にして、成果を出せる販促ツールを作成しましょう。
