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「フロントエンド」と「バックエンド」の考え方

お客様がお店に行く理由の一つに「価格の安さ」があります。ただ極端にクーポンの金額を釣り上げても既存のお客様が離れていく可能性があるのでオススメしません。
そのため、ここで大切なのは「フロントエンド」と「バックエンド」の考え方です。
「フロントエンド」と「バックエンド」の考え方でサービスを行うことでリピートに繫がり、物販や別のサービスをご案内することが可能となります。
まず、フロントエンドというのは主に客寄せ商品として機能させます。
ホットペッパービューティーで言えば「クーポン」がフロントエンドにあたります。
バックエンドは「利益の確保」「収益の最大化」する商品のことをそれぞれ指します。
付加価値で単価アップをさせる

例えば、まつ毛パーマが4000円に設定されているのであればこれをフロントエンドの客寄せ商品として設計し、バックエンドとして、まつ育の美容液の販売を行います。
一見、物販を用意するだけに見えますが、物販はただ紹介をして販売をしても売れません。
大切なことは施術前のカウンセリングを行う際に、必ず美容液が売れるような「まつ毛が足りない」などの悩みをヒアリングしておくことです。このように設計しておくことで、バックエンドとして位置づけている物販を販売したときの購入率がぐんと上がっていきます。
そして、バックエンドで得られるのは金銭的なメリットだけではありません。
例えば、まつ毛の育毛の美容液を物販で売るのではなく、無料で少量をサプライズで体験をさせてあげてあげれば、そのサプライズがお店やスタッフ様への信用になります。目の前の金銭的なメリットをあえて取らないことで、リピート顧客になる可能性が高くなり、結果的に物販や別のサービスを売る機会が増えていきます。
付加価値をつけて顧客単価を上げる

まつげエクステの単価を上げる際、なるべく時間は伸ばさず、同じ1時間あたりの単価アップを図りたいとみなさん思うはずです。そのためには、同じ時間内に複数のサービスを取り入れるのがおすすめです。
例えば「ハンドマッサージ」「ヘッドマッサージ」「アイブロウ」などです。
まつげエクステのハンドマッサージは他のスタッフの動員は必要になりますが、施術時間を延ばすことなくできるサービスなので相性がいいです。また、ハンドマッサージ・ヘッドマッサージは研修スタッフにも習得がしやすいため導入がしやすいです。
「ハンドマッサージ」は、お客様の爪の状態を確認できるため別のハンドケアメニューへの展開できるきっかけにもなります。「ヘッドマッサージ」や「アイブロウ」は「まつ毛パーマ」のパーマ材を置く時間にできるので、「まつ毛パーマ」と合わせた提案が効果的でしょう。
また、コロナ禍におけるマスク生活により目元メイクの重要性が高まっている今「まつげエクステ(パーマ)」と「アイブロウ」の組み合わせメニューも人気です。「まつげエクステ(パーマ)」と「アイブロウ」でお客様の目元の魅力を引き出す施術を提供することは単価アップはもちろん、お客様の満足度つながります。
まとめ
アイデザイナーは、「まつげエクステ」「まつげパーマ」を施術するだけではなくお客様のお目元をトータルでプロデュースする職業でもあります。「お客様のナチュラルな美しさを引き出すサポートをする」という意識を持てば、単価アップのためのオプションや物販もおすすめしやすくなるのではないでしょうか。お客様の満足度も同時にアップさせるにはどうすればいいのかを考えながら、単価アップにトライしていきましょう。
