目次
個人サロンのメリット

個人サロンのメリット❶「固定客がつきやすい」
個人サロンの特徴はなんといってもオーナー1人・少人数体制で行っていることです。それまで別のお店で働いて、独立している方がほとんどだと思います。前のお店で働いていた時についてくれたお客様が、個人サロンに来てくれて固定客になってくれるケースも多いでしょう。
また、個人サロンだからこそできるサービスもあります。人と人との距離が近いので、安心感や親しみやすさも与えられやすいのが特徴です。大手サロンだと強引な勧誘をされるのではないかと心配になっている方も多いですが、個人サロンのアットホームな雰囲気なら通いやすいと思っている方も少なくありません。
カウンセリングや施術、アフターフォローまで1人のスタッフが担当するため、お客様にとっても安心ししてご来店いただけます。
個人サロンのメリット❷「自分の好みを出せる」
店舗や売り上げは大手サロンには届かないかもしれませんが、お店やオーナーの人柄に惹かれて固定客になってくれるお客様もいらっしゃいます。
例えばオーナーならではの高い技術力や、お客様のことを考えた施術メニュー、清潔な施設管理、近すぎず遠すぎずの程良い距離感など、ピンポイントで強みや好みを決めてみましょう。サロンならではの特性を明確に作ることで、自分と同じ価値観を持ったお客様が来てくれる確率が高くなります。
個人サロンのメリット❸「アットホームな雰囲気を出せる」

大手サロンの場合、スタッフがたくさんいて周りに他のお客様もいるので、なかなか自分の本当の悩みを打ち明けられない方も少なくありません。
「本当は〇〇が悩みだけど、聞かれたら恥ずかしいから言えない…」と、満足のいくメニューが受けられないお客様もいらっしゃいます。しかし、個人サロンであれば自分の悩みを多くの人に聞かれる心配もなく本当のコンプレックスを打ち明けられるのです。
個人サロンであればお客様と近い距離で接客ができ、本当の意味で二人三脚で「美」をお客様に提供できるでしょう。
個人サロンのデメリット

個人サロンのデメリット❶「施術が割高になってしまう」
1つ目のデメリットは施術が割高になってしまうことです。皆さんも大手サロンや個人サロンに行った時に、料金の差を感じたことはありませんか?
例えば全国展開しているリラクゼーションサロンだと60分3000円程度で施術が受けられるところ、個人サロンの多くは60分6000円〜の料金設定をしているところが多いです。
なぜ施術料にここまでの差が出てしまうのか。
個人サロンの場合、リーズナブルな価格設定にすると運営がスムーズに回らないからです。1人のお客様にかかる予約時間やサービスを考えると、剥離多売できないのも現状です。
個人サロンのデメリット❷「機材が最新のものでないことも」
個人サロンだとなかなか機材をこまめに買い換えることは難しくなるでしょう。しかし、大手サロンの場合は機材にかける予算も多くあるので、最新の機材が誕生した場合はすぐに買い換えることができます。また、機械を導入したとしても大手に比べると購入台数も少なくなるため仕入れ価格も高くなります。最新の機械ではなくても、どのような施術やサービスでお客様を満足させられるのかが重要なポイントです。
個人サロンのデメリット❸「個人情報を出さないといけない」

個人サロンの場合は個人情報を公開しなければいけないのがデメリットの1つです。中には自宅で個人サロンを開こうと考えている方もいるでしょう。
自宅で個人サロンを開く場合は住所を公開しなければいけません。また、電話番号も表記しなければ問い合わせの窓口がなくなるので、お客様にとって不安の要因となってしまうのです。
自宅でサロンを開くのが心配な方は、防犯カメラを設置すると良いでしょう。女性経営者の場合は防犯対策をしっかり行うことが大切です。
また、お客様も女性が多いのであれば防犯対策がしっかりされているサロンの方が安心して通いやすいです。防犯カメラだけではなく、センサーで人が来たら明るく照らしてくれるような照明も設置しておくと良いでしょう。
個人サロンのデメリット❹「家族のストレスになってしまうことも」

自宅でサロンを開く場合は毎日自宅に誰かが出入りすることになるので、家族のストレスになってしまうかもしれません。
自宅でサロンを開く際は家族の協力なしでは運営を続けていくことは難しいでしょう。まずは家族が協力してくれるかを確認しておくことが大切です。
何時から何時まで営業するのか、出入り口はどこを使うのか、どこの部屋で施術を行うのかなど、家族としっかり話し合いながら決めるのが大切です。
個人サロン開業における心構え
個人サロン開業における心構え❶「住所や名前、顔写真を出す」
個人サロンの場合は住所や名前、顔写真を公開しましょう。「自宅サロンだから、個人情報を流すのは怖い」と思っている方も多いかもしれません。
個人サロン開業における心構え❷「メニューの値段は高めにする」
「リーズナブルな価格設定で、たくさんのお客様に来てもらいたい」と考えている方も多いでしょう。しかし、その考えだとなかなか個人サロンを経営することは難しいかもしれません。個人サロンを開く際は施術メニューの値段を高めに設定することが成功の秘訣です。
自宅サロンの場合は経費も安く済みます。だからといって施術メニューの値段を下げるのはとても危険です。まずは安く設定して、軌道に乗ったら値上げしようという考え方も危険。
経営する上で、値下げするよりも、値上げする方がとても難しいからです。
お客様の立場からしてみると、値下げだと「これで行きやすくなる」とプラス思考になりますが、値上げだと「なかなか行きづらくなる」とマイナス思考になってしまいます。また、実は高めの値段設定をすることでお客様の満足度を上げる効果も期待できるのです。

個人サロン開業における心構え❸「集客を安定させるまでゆっくり休む時間を確保できない」
個人サロンを開いた後は集客が安定するまで、ゆっくり休む時間が確保できないことを覚悟しておきましょう。
個人サロンの隠れたメリットは、お客様がいない時は自分の好きなように時間を使えることです。ゆっくり休むのもよし、たまった家事を進めるのもよし。しかし、集客が安定するまではゆっくり休めないと考えておくことが大切です。
サロンを開いてすぐにお客様が来店したのは、フリーペーパーや口コミ、自分の知人や友人が来てくれたからこそ。そこからリピーターにつなげたり、新しいお客様に来ていただくためにはホームページやブログを開設したり、自分からチラシを配ったりなどして、集客をしなければいけません。
集客が安定して初めてゆっくり休める時間が取れると考えておきましょう。
