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パーソナルトレーナーがインスタで集客する3つのメリット
無料で始められる
インスタグラム集客のメリットは、無料で始められてコストがかからないことです。オンラインでの集客方法は数多くありますが、宣伝費や広告費などのコストがかかるものがほとんどです。例えば、代表的なリスティング広告は、掲載順位を維持するためには継続的に費用を払い続けていかなければならず、長期的に見ればコストがどうしても必要となってきます。
その他、SEO対策ではキーワードの選定・ニーズに沿ったコンテンツ作成・内部対策といった作業が必要になります。それらを制作会社やSEO代行サービスに外注をすれば、当然その分の外注費用がかかります。
その点、インスタグラムはご自身で無料でスタートができ、自社を手軽にアピールすることが可能。
費用対効果が非常に高い集客方法といえるでしょう。
インスタグラムはユーザー数が多く、ブランディング効果がある
インスタグラムの利用ユーザー数は世界で10億人を超えており、若者の間ではGoogle検索よりもインスタグラムのほうが情報収集に使用されているというデータもあります。インスタグラムはこれだけ多くの人に利用されているので、ハッシュタグでの拡散力も強く、「バズる」ことで知名度が爆発的に上がることもあります。また気に入った投稿を「保存」できる機能や、アカウントをフォローしてもらうことで、ファンを増やすことができます。
ジムの魅力を視覚的に訴求して集客に繋がる
インスタグラムは写真や動画がメインのSNSなので、ジムやトレーナーの雰囲気について視覚的に伝えられるメリットがあります。写真は情報としての信頼性があり、ユーザーへの訴求効果が非常に高いといえます。一目でさまざまな情報(ジムの雰囲気・トレーニング器具・トレーナーの雰囲気など)を伝えることが可能です。
パーソナルジムは「単発で気軽に利用する」というよりは、本気でダイエットや身体づくりを考えているターゲットが多いでしょう。したがって、ジムの雰囲気をインスタグラムで視覚的に伝えれば見込み客に安心感を与えることができ、「ここなら通ってみたい」と思わせることができるでしょう。
パーソナルトレーナーがインスタ集客で失敗する3つの原因
インスタをやる目的が明確でない
集客に失敗してしまう典型例
- ジムとは関係のない趣味のような写真ばかりあげている
- 写真が魅力的でない
- どんな価値を提供しているジムなのか分かりづらい
集客に失敗する原因はインスタグラムをやる目的が明確になっていないケースがあります。目的が明確でない場合、ユーザーには響きません。例えば、ジムとは関係のない趣味のような写真ばかりあげているなど、ユーザー視点でどう映るかを意識していない投稿が増えてアカウントの質が低くなってしまいます。まずは「ユーザーが求めている情報は何か」を考え、統一感のある投稿にしましょう。
集客におすすめの投稿写真例

- 明るい表情のトレーナーの写真
- 清潔感のあるトレーニングルームの写真
- トレーニングマシンなど設備に関する写真
インスタの投稿で最も意識することは「ユーザーの有益になる情報を発信する」ことです。自分本位な投稿は統一感をなくし、ユーザーの関心も失われます。SNSを私物化するのではなく、ビジネスとして運用しましょう。また、集客のためとはいえビジネス感のある投稿内容はユーザーに不快感を与えてしまいます。自社の商品やサービスを過剰表現してしまわず、自然にジムのコンセプトや魅力を伝えることがポイントです。
フォロワー数が多くても集客できるわけではない
アカウントのフォロワー数が多ければいいというわけではありません。集客につなげるには、質のいいフォロワーを増やし、意味のある「いいね」を増やすことが重要です。1万人のフォロワーを獲得するよりも、100人の自社を高く評価してくれるユーザーを囲い込むことができる方が、集客には効果的です。
そのため、フォロワーの増加だけを目的とした気を引かせるような投稿は、結果的にパーソナルトレーナーの集客には意味がありません。興味を引くためだけに質の低いコンテンツを投稿するのではなく、投稿内容は妥協せず、ブレないようにすることがコツです。
そのためにはターゲット設定が必要です。
ターゲット設定の例

- 職業:広告代理店営業
- 性別:女性
- 年齢:28
- 年収:600万
- 家族構成:一人暮らし
- 住んでいるエリア:〇〇駅
- 通勤する会社のエリア:〇〇駅
- ジムに通う目的:スタイルアップ(理想のスタイルのインフルエンサーのようになりたい)。食事改善もしたい。
上記のように細かく人物像(ペルソナ)を設定します。そして、その人に向けた発信を意識することで、同じようなターゲット層は「自分のことだ」と思い、興味をもつようになるでしょう。そして自ずと質の良いフォロワー、意味のある「いいね」が増えることにつながります。まずは、自身のジムに合ったターゲットを明確化することが、インスタ集客成功のカギとなります。
競合と差別化できていない
インスタグラムはSNSなので参入障壁が低く、それだけライバルが多いです。すでに似たような投稿をしているジムやトレーナーも数多くいるでしょう。そのため、ユーザーからすれば、代わり映えのしない一般的なジムと見られてしまうこともあります。
解決策としては、競合と差別化し、ほかのジムと比較された際に、あなたのジムの方が優れていると伝わるようにすることです。そのために、あなたのジムならではの強み・コンセプト・特徴・専門性をしっかり打ち出しましょう。
インスタグラムでは、トレーナー本人のブランディングがもっとも他社と差別化できます。自分のトレーナーとしての実績や強み、そしてトレーナーとしての想いなどを打ち出し、マンツーマンでのトレーニング風景の紹介を行うなど、信頼感を与えられる投稿を行いましょう。
動画でトレーニング風景を載せる
パーソナルトレーナーのインスタを成功させる集客術4選
文字だけで発信するブログと違い、インスタグラムであれば、動画を載せることもできるので実際にどんな指導をするトレーナーなのか、ユーザーは手にとるようにわかります。パーソナルトレーナーの教え方や指導方法がどのようなものか事前に判断できると、ジム選びの不安や心配を取り除くことが可能なので、集客アップが狙えます。
インスタグラムの投稿の例

- トレーニング風景がメインの投稿
- サブコンテンツとして、トレーナー紹介、ダイエットノウハウ、実際の食事メニュー、トレーニングや栄養学に関する豆知識、顧客からのお礼のメッセージといった投稿を織り交ぜる
いいねで見込み客からの興味・関心がどれくらいか確認する
投稿のいいね数やシェア数は、見込み客からの興味・関心がどれくらいかという目安になります。もし多くの反応を得られた場合は、改善点を見つけて投稿内容を充実させていくという風にトライアンドエラーを行うことができます。
ターゲットに刺さるようなコンテンツを投稿して、「いいね数300以上を目指す」などのように目標を定めることも、運用において大事です。
ライティングスキルを身につける

インスタグラムの投稿は、主に「画像」「文章」「ハッシュタグ」の3つで構成されています。その中の「文章」は、画像がメインのインスタグラムにおいては、画像に説明をつけ加える役割なので重要でないと感じるかもしれません。しかし、ホームページ代わりに見ているユーザーも多いので、ジムの魅力やトレーナーの人柄を伝える文章を書くためのライティングスキルが必要です。
まずは共感できる文章がおすすめです。「共感」とは、ある程度みんなが納得できる意見で、ユーザーが「わかる!」「いいな!」「試したみたい」と思うような内容のことです。
特別難しい内容ではなくても、誰にでも共感できる文章を添えるだけでもよいです。そして後半部分ではジムの特徴・料金・場所・営業時間・DMを受け付けていることなどを毎回載せ、アクションに繋げましょう。
ホームページやブログと連携させる

インスタ集客を成功に導くためには、ホームページやブログと連携させることです。SNSではどうしても伝えられる情報に限りがあるので、ブログやホームページと連携させて、「より詳しい情報はこちらへ」としてブログやホームページに誘導させると良いでしょう。また、Webサイトにもインスタグラムのボタンを設置するのがおすすめです。
SNSユーザーの情報の信頼性を高めることができ、パソコンユーザーとの交流も深められる効果があるなど、併用することで幅広いターゲットをカバーできます。
このようにオンライン集客では、ホームページを軸にすることで、ほかの集客方法へ柔軟に展開することが可能。決して一つの集客方法だけに絞らずに、積極的にさまざまな方法を組み合わせましょう。

