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自宅サロンに向いている業種は?

自宅サロンに向いている業種といえば、主にネイルやまつ毛エクステ、エステや整体のような美容系・リラクゼーション系サロンが代表的な例としてあげられます。これまでサロンで働き、十分な経験や知識を習得した方が、次のステップとして、一人でも営業できる範囲でまずは小さくお店を始める方が多いです。
自宅サロンのメリット

自宅でサロンを開業するメリットはおもに3つあります。
1つ目はコストが抑えられること。新たに店舗を建てる場合には土地代や建物代、テナントを借りる場合には賃貸料、敷金礼金、補償金など、多額の費用がかかります。その点、自宅サロンの場合は土地代も賃貸料も不要。場合によって改装費はかかりますが、新たに建てたり借りたりする場合より大幅にコストを抑えることが可能です。
2つ目は小さい規模で始められるため、将来のリスクが小さくてすむ点です。たとえばネイルで自宅サロンを始める場合には、施術者用・客用のイスと作業机、ネイル用品一式があればスタートできます。いきなり毎日稼働するのではなく、様子を見ながら週末だけ営業してみる、という方法も可能です。軌道に乗るまで自宅サロンで開業し、固定客が十分ついた頃に店舗を持つという方法もあるでしょう。
3つ目は、家事や子育てなどと両立しやすく、ワークライフバランスが保ちやすいという点です。業種もありますが、自宅サロンのオーナーに女性が目立つのはそういった理由もあるのかもしれません。
自宅サロンのデメリット

一方で、自宅サロンを開業するにあたって注意したいこともあります。
まず、そもそも賃貸に住んでいる場合、契約上、開業できないことがあります。オーナーへの事前確認・許可が必要です。分譲マンションなどの場合にも、住居専用として契約していたら開業できないこともあるので注意します。開業できる環境にあった場合も、自宅ならではの生活感が邪魔をして、サロンとしての雰囲気を出しづらい場合もあります。上質なインテリアをしつらえて高級な雰囲気に、あるいは店舗にはないアットホームさや親しみやすさを売りにするなど、自分の思い描くサロンの方向性を決めてそれにあわせたサロンづくりをしましょう。
また、自宅に不特定多数のお客様を招くということに対して、セキュリティ上の対策もしておいたほうがよいでしょう。家のどこまでをサロンとして開放するのか、トイレは共有するのか、玄関からの導線をどうするのかなど、家族ともしっかり話し合っておく必要があります。
まとめ
自宅サロンを開業するのに比較的向いている、エステやネイル、整体などの仕事。自宅サロンは開業費用や軌道にのるまでのリスクが抑えられ、比較的始めやすいというメリットもあります。しかし一方でサロンとしての雰囲気が出しづらかったり、セキュリティ上の心配があったりというデメリットもあります。しかし、工夫次第でデメリットをうまくメリットに転化させることも可能です。まずは自分らしいスタイルの自宅サロンのあり方を見つけ、開業準備を進めてみてはいかがでしょうか。
