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エステサロンの開業方法は?

エステサロンを開業するには、まず営業するための場所の確保が必要です。方法としては大きく分けて以下の4パターンがあります。
①土地を購入してサロンを一から建設する
②テナント物件を借りる
③自宅の一部をサロンとして改装する
④フランチャイズに加盟する
①の「土地を購入してサロンを一から建設する方法」については新規に土地を購入する費用に加え、建設費も必要です。また、一から建設するには時間も手間もかかるため資金に加え、時間的な余裕もある場合の開業方法になるでしょう。
②の「テナント物件を借りる方法」は、すでにある物件を借りる方法です。土地の購入や建物を建設する費用はかかりませんが、物件を借りるための敷金や礼金、保証金が必要になります。保証金は家賃未払いや退去時の原状回復に充てられる費用です。住居用として借りる場合には家賃の2ヵ月程度が一般的ですが、テナントの場合は賃料の6ヵ月分から1年分程度が相場となります。それらを契約時に一括で支払うことになるためその分のまとまった費用が必要です。また、エステサロンとして営業できるように改装する必要があればその費用もかかります。少しでも費用を抑えたいという場合には、以前もエステサロンとして利用されていた物件(居抜き物件)を探すことで、改装費を抑えることが可能です。
③の「自宅の一部をサロンとして改装する」は、物件取得のための費用がかからないため、4つのパターンの中で一番費用をかけずに開業できます。コストを優先するのであれば、まずは自宅サロンで開業するのがリスクも少なく現実的といえるでしょう。ただし、マンションなどの集合住宅の場合は店舗として利用することを規約として認めていない場合も多くあります。必ず事前に確認をするようにしましょう。
④の「フランチャイズに加盟する」は、フランチャイズとしてのロイヤリティの支払いをしながら、すでにあるエステサロンのネームバリュー、ブランド力を利用して開業することが可能です。本部から経営や技術のノウハウを学べるなどのメリットもあります。一方でブランドや経営的な制約があるため自由度は低く、自分の個性を活かしたサロンを経営したいという人には不向きと言えるでしょう。
エステサロンを開業するために必要な設備・備品は?
テナントを借りても自宅サロンにするにしても、エステサロンの開業には、施術用のベッドやエステ機器などから、オイルやタオルといった日々の消耗品などまで、大小さまざまなものの準備が必要です。サロンを運営する上での基本的な設備、備品、エステメニューで使用する専用機器、お客様へのおもてなしとして用意しておきたい小物など、目的や利用シーンを想定しながらリストアップしてみましょう。
エステサロンに必要な基本の設備

ベッドやスツール、ワゴンなどはエステサロンを開業するうえで最低限揃える必要があるものです。通常のものであればエステ専用の卸業者やネット専門店等から購入できます。ベッドの相場は1台あたり3万円から10万円ほど。幅が広いタイプやうつ伏せ寝した時に顔部分が空く有孔タイプなどさまざまな種類があるので、目的に合うものを選びます。高さが調節できるタイプのベッドは施術をする際に自分の楽な体勢に合わせられ便利なようです。サロンの規模・想定集客数によって必要なベッド等の台数も費用も変わるため注意しましょう。
また、エステ機器はフェイシャルやボディ、脱毛など、自分のエステでどんな技術やサービスを提供していくかによって種類も機能も価格も変わります。オイルやスチームだけなど絞られた機能だけであれば比較的安価ですが、中には500万円以上する脱毛器などもあります。予算を抑えたい場合には設備のすべてを新品で揃えるのではなく中古品を選択肢に入れて検討することも1つの方法です。しかし、中古品は耐久性や保証の有無などに問題があるケースもあります。すぐに故障をしてしまえば修理や買い替えなどで逆に多額の費用がかかることもあり、購入に値するものかどうか慎重に見極めるようにします。
ベッド・スツール・大型設備・備品(共通)
・ベッド
・スツール
・ワゴン
・鏡などの化粧台
・タオルウォーマー&クーラー
・衛生機器(備品消毒用)
・カウンセリング場所の応接テーブルや椅子
・レジ用カウンター
・PCやPOSレジ
・洗濯機や乾燥機
など
エステに必要な道具
・エステ機器(顔用/ボディ用)
・柔らかいハケ(顔用/ボディ用)
・オイルなどを入れるガラスボウル
・ローションなどで使う鶴首スポイト
・パック材に使うラバーボウル、スパチュラ
など
エステサロンに必要な消耗品

大型の機器や家具、備品のイメージがついたら、消耗品をリストアップしてみましょう。タオルやシーツなど一つ一つの価格はそれほど高くありませんが、毎日使うもののためランニングコストとして全体からみると大きな支出となります。もちろん高品質のものもありますが、価格も高くなりがちに。消耗品にどこまで費用をかけられるのかを把握した上で、選ぶようにします。
消耗品リスト
・タオル類(バスタオルやフェイシャルタオル、おしぼり等)
・シーツ類(ベッドシーツ、ペーパーシーツ、フェイス用ミニシーツ等)
・施術で使う洗顔料、マッサージオイルや美容液等
・消毒用アルコール等
・コットンや綿棒、スポンジ類
・施術中の下着類(ペーパーショーツやブラジャー)
・施術中のガウンや衣類を汚さないようのカバー
など
お客様のおもてなしに用意するもの

施術に必要となるもの以外にも、お客様へのサービスとして用意するアイテムもあります。すべてを揃える必要はありませんが、お客様に過ごしやすい、落ち着く空間と思っていただけることはエステサロンとしての差別化にもつながります。また、化粧品などは専売品のサンプルとして用意しておけば、購入につながることもあります。その場合はただ置いておくのではなく、さりげなくPOPなどで商品のPRをするなど工夫しましょう。
おもてなしアイテム
・スリッパ
・ドライヤー
・化粧コーナーの備品(洗顔料、基礎化粧品、コーム等)
・コーヒーや紅茶、 ウォーターサーバーなどサービス飲料
・店内環境BGM用オーディオ機器
・花や観葉植物
など
営業備品も忘れずに
その他としては、カウンセリングシートや契約書類、筆記用部など、サロンを営業する上で使う細々とした事務用品、室内を清潔に保つ掃除用具なども揃えます。
スタッフが使用するもの
・メニューファイルやパンフレットなどの販促物類
・書類(カウンセリングシート、契約書類、筆記用具など)
・掃除用備品(モップ、ぞうきん、ほうきなど)
まとめ
一概にエステサロンの備品といっても、フェイシャルなのかボディなのか、両方なのか、あるいは脱毛メインなのか、施術内容等によっても様々な種類があります。また、家具については色もテイストもバラバラにしてしまうとインテリアとしての統一感もなく、落ち着いた空間を作ることはできません。どのようなエステサロンにしたいのか、経営的な視点はもちろん、空間づくりという観点からも検討を重ねて、自分らしい素敵なサロンをつくっていってください。
